ダチョウの長生きの秘密
ただ、ダチョウを見ているうちに、
ふと気が付いたことがありました。
ダチョウは、身体の汚れをまったく気にしない鳥でした。
一般的に、鳥は清潔好きで知られていますが、
ダチョウはフンが身体に付いていても何事もないように平気でいます。
これだけ不潔で、しかも何も考えないで行動するから、
怪我をすることも多い。
しかし、ダチョウの寿命は60年もある。
なぜダチョウは長生きするのか？
もしかしたら、このダチョウの長寿の秘密は、
感染症に強いからではないだろうか？
このひらめきから、塚本康浩教授のダチョウの研究はスタートしました。
ダチョウの卵はメリットだらけ
ダチョウの卵は、人間の大人の顔ほどの大きさがあります。
そこから取れる抗体の量は、ニワトリの30倍。
ダチョウが産卵する卵の数は、年間100～120個。
一生分だとダチョウ一羽で、3,000～5,000個の卵が手に入ります。
おまけに、ダチョウのエサはカキの貝殻とモヤシだけなのでエサ代が格安、
不潔な環境でもまったく大丈夫なので施設代もかからない、
抗体が2週間と素早く出来がる、と、メリットが多々ありました。
ダチョウの抗体は悪性インフルエンザにも効果あり
ダチョウの研究当時、ニワトリを使った感染実験では、
ダチョウ抗体には
「高病原性鳥インフルエンザ(致死量が極めて高いインフルエンザ)
を無害化する、高い能力があることも確かめられています。
ダチョウ抗体入りの醤油まで実現
その後の研究から塚本康浩教授は、
空気清浄機用のフィルター、
食中毒の原因となるノロウイルスや大腸菌、
サルモネラ菌、O157など様々な病原菌の抗体を入れた「醤油」、
納豆などを開発してきました。
病原菌の抗体を入れた「醤油」なんて、凄いですよね。
人間の体の中に醤油に入った抗体がとどまっている限り、
万が一、病原菌のウイルスを食べてしまっても、
発症を抑えることができるそうです。
アトピーの原因菌である黄色ブドウ球菌を配合させた塗り薬の発売も、
始まっているそうです。
こちらは、塚本康浩教授のインタビュー動画です。
主にアトピーに関しての特集ですが、
塚本康浩教授の大好きなダチョウに関して語っています。
塚本康浩教授の著書
塚本康浩教授の著書です。
2冊出版されています。
「ダチョウの卵で、人類を救います!
: アトピー、新型インフルエンザ、HIVも撃墜する夢の抗体発見秘」
Saved by the Ostrich
 |
「ダチョウ力 愛する鳥を「救世主」に変えた博士の愉快な研究生活」
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まずは、エボラウイルスの感染拡大を防ぐために！
塚本康浩教授のダチョウ抗体スプレーは、
マスクやドアノブ、手などに噴射して使用します。
「抗体は医療にも応用できるが、塚本康浩教授のダチョウ抗体スプレーは、
マスクやドアノブ、手などに噴射して使用します。
まずは感染を防ぐことを第一として、
医療従事者や拠点空港での使用を考えた」
(塚本康浩教授・談)
まずはシンガポールや香港の空港で来月、
12月中旬の使用開始を予定しているそうです。
この塚本康浩教授のダチョウ抗体が、
一刻も早く医療に使われるようになるといいですね！
今回の情報は、以上です。
お読みいただき、ありがとうございます！
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