インフルエンザの予防接種を受けないで風邪を引かない方法は?
「RSウイルス」の感染が広がっています。
子どもがRSウイルスに感染するとひどい咳や鼻水、発熱など風邪によく似た症状が出ると言われています。
RSウイルス感染が拡大しています!
RSウイルスの感染が重症化すると?
RSウイルスの感染が重症化すると、
肺炎や気管支炎など重症な呼吸器感染症になりかねません。
現状、RSウイルスに有効なワクチンはありません。
しっかりした手洗いやうがい、
防御力の高いマスクなどの徹底を、
国立感染症研究所でも広く呼び掛けています。
インフルエンザが全国的な流行期に!
寒さや乾燥によって体調を崩しやすいこの時期。
厚生労働省は、インフルエンザが全国的な流行期に入ったと発表しました。
長野で200人がインフルエンザに集団感染
長野市の小学校「湯谷小学校」が、
インフルエンザ感染のため休校になりました。
副作用の危険もあるインフルエンザのワクチン、
高齢者の方はワクチンが効きにくいと言われていますし、
子どもや妊婦は、なるべくインフルエンザのワクチンを
打たないで済ませたいところです。
インフルエンザの季節、
ワクチンを打たないでインフルエンザの感染を防ぐ方法は?
11月下旬から急激にインフルエンザが拡大
国立感染症研究所によると、
11月30日までの1週間に全国の医療機関から
報告のあったインフルエンザの患者は、
1医療機関あたり1.90人で、
流行開始の目安1人を上回りました。
去年よりも3週間早い流行開始ですが、
都道府県別では、岩手、福島、埼玉の順で高く、
東北や首都圏を中心に感染が広がっています。
みやのこどもクリニック、宮野孝一院長:
「11月下旬から急激に増えてきています
(インフルエンザの流行が例年より多いのは)
暑い日があったかと思えばすごく寒くなるとかで、
体がそういう温度に対して適応できてない。
で、免疫が落ちているということが言えると思います」
長野市湯谷小学校で200人の児童が
インフルエンザに集団感染して全校休校
各地でインフルエンザの患者が増える中、
長野市の小学校「湯谷小学校」では、
全校児童565人中、200人あまりがインフルエンザと診断され、
12月2日から全校休校の措置を取りました。
湯谷小学校 村澤修吾 校長:
「全く前触れのようなものがなかったですので、
これだけ爆発的に子どもたちがね、
一気に感染するって、いったい何だろう、と。
そのことが頭にいっぱいになりました」
学級閉鎖では防げないインフルエンザの流行
学級閉鎖などは、感染の拡大を防ぐための一般的な措置ですが、
愛知県立大学の清水宣明教授らが行った調査によると、
「インフルエンザの流行は、学級閉鎖では防げない」
ことが分かりました。
インフルエンザの流行開始から、
感染する児童は増え続けますが、
学級閉鎖にすると、一時的にインフルエンザは落ち着きます。
しかし、地域では流行が続いているため、
学級閉鎖を解除した後もインフルエンザに感染する児童は増え、
インフルエンザの流行は収まらない、というわけです。
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「インフルエンザの感染を防ぐには?」