夏の風物詩、朝顔の種まきの時期や育て方を解説します。
朝顔といえば、小学校1年生のころに授業で種まきをしますよね。
いまは「生活科」でアサガオを育てます。
朝顔の種まき、時期はいつ?
朝顔の発芽に適した気温は、20度以上です。
この「20度以上の日」が続く必要があります。
日本列島、かなりの寒暖差があるので、朝顔の種をまく時期は地域によって異なってきます。
週間予報で暖かい日が続くような時期に作業しましょう。
北海道・東北の北部:
5月下旬~6月上旬
東北の南部・北関東:
5月中旬~下旬以降
山陰・北陸・本州内陸部:
5月中旬以降
南関東・東海・近畿:
5月上旬以降
中国・四国・九州北:
5月上旬以降
九州南・沖縄:
4月下旬以降
朝顔の種まき、正しい方法
手順は次の通りです。
朝顔の苗床を6cmほどのポリポットで用意
↓
発芽したら6~7号の鉢に植え替えて定植、
支柱を立てて大きくしていきます。
朝顔の種まき
1)朝顔の種の表皮の上の方をつめ切りでちょっと切り取る
(硬実処理・または芽切り処理)
→ 朝顔の種は表皮が硬いので、水分を吸収しやすく発芽しやすいように少し表皮にキズを付けます。
身近にある爪切りが一番扱いやすいと思います。
ほんのちょっとだけ、朝顔の種の黒い表皮を爪切りのヤスリの部分で削りましょう。
深く削りすぎると、表皮の内側にぎっしり詰まった子葉まで削ってしまい、あとあと生育に支障が出てしまいます。
朝顔の種の黒い表皮の下の白い部分がちょっと見えてくればOKです。
※朝顔の種のへそは傷つけないように注意しましょう。
※市販の朝顔の種で「発芽処理済み」とある種は、この作業を済ませているので切る必要はありません。
2)朝顔の種を一晩水に浸す
→ 発芽がよく、揃います。
表皮の削り込みが終わったら、すぐに種を水に浸します。
朝顔の種を水に浸ける方法
1)小皿(醤油小皿のようなもの)にキッチンペーパー、なければ普通のティッシュを4つに折って置いて、紙の表面がちょっと隠れる程度に水を入れます。
2)そこに削り込みを済ませた朝顔の種を、削った部分が水につかるように置きます。
この削った部分から一気に水を吸い込みます。
朝顔の種を水に浸す時間は一晩ほどです。
種をまく前の日の夜に削って水に浸す、という感じです。
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