スイセンの花が咲かない原因と対処法
水仙の花が咲かない原因は?
・球根の成長が足りなかった
・前年に葉や花を切ってしまった
・日当たりが足りなかった
・肥料が合わなかった、足りなかった
ということが考えられます。
特に、前年は元気に花が咲いていたのに今年は咲かないな、
という時は、「球根の成長が足りなかった」が原因として考えられます。
葉が枯れたあとに、球根を土に植えたままにしていると、
球根が密集して絡み合ってしまい、満足に成長できない小さな球根ばかりになってしまいます。
球根が小さいまま、球根の成長が足りないと、花や芽を付けることができなくなります。
庭などに地植えしている場合
球根同士の間隔を十分にとって、植え広げましょう。
鉢植えやプランターの場合
鉢やプランターを大きめなものに変更して植え替えて、やはり球根の間隔を十分にとるようにしましょう。
植える球根の数を守って間隔をとりましょう。
クチベニ水仙(中くらいの大きさの球根)
:6号鉢(直径18cm)に5つ
ラッパ水仙(大きめの球根)
:6号鉢に3つ
水仙の葉や花は切り取らないこと!
水仙の葉は、枯れるまでの間に光合成によって球根の成長に必要な炭水化物を作ります。
この養分である炭水化物によって球根は成長して大きくなります。
スイセンの切り花は花瓶に生けたりフラワーアレンジに使ったり、綺麗ですよね。
でも、花が咲いた頃に切り花として葉や花を切り落としてしまうと、球根の成長に欠かせない大切な「光合成による炭水化物=養分」を十分に作ることができなくなります。
花や葉を切るのは、極力やめておきましょう。
肥料が少ないと思われる場合は?
・余裕をもった間隔で適切な数の球根を植えている
・スイセンの葉や花は切っていない
それでも花が咲いてこない時は、土の中の養分が不足している可能性もあります。
リン酸を多めに含んだ肥料を与えてみましょう。
水仙は特に肥料は必要ありませんが、スイセンを植え替える際は、若干肥料を混ぜ込んだ土を使うのがおすすめです。
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